ドラム打ち込み講座

※サイトページを改装しました。宜しければこちらをどうぞ:http://www.circletempo.net/ganriki/dtm.html
  シンプルで見易いかもしれませんので、この旧ページも残しておきます−。

NEW!2012 1.16 step4 ―自作曲 ドラム&ベースパート 一部公開


はじめに


作曲、打ち込みをされる方へ

素材に頼らず、一から十までドラムを自分で打ち込むことにより
得られるものは、決して少なくないはずです!!


そんな思いを込めて、このページを開設させていただきました。




作曲や打ち込みとは無縁な方へ

そんなあなたにも、ドラムの魅力を知って欲しい!
ドラム(リズム)の概念を理解すると、音楽を聴く楽しみが倍増しますよ!!

…てなわけで、最後までお付き合いいただければ幸いでございます。



・ドラムとベースは1セット。

これより、ドラムの解説を行っていくわけですが、実際曲を作る上ではベースとのコンビネーションが重要になっ
てきます。これらの楽器は『リズム隊』と呼ばれ、楽曲のクオリティを大きく左右します。
ドラムの打ち込みにある程度慣れたら、ベースとのコンビネーションを心がけてみてください!


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・ドラム譜の読み方

譜面の読み方ですが、基本的に生ドラムにおいてデュレーション(音を伸ばす長さ)は関係ありません
最初のバスドラムが四分音符だからって、1拍間、伸ばして打ち込む必要はないのです。
(ブラシ等の特殊なケースは省いております)

また、ややこしいことにドラム譜どおりのノート(音階)で打ち込みはできません
MIDI上での実際のノートは バスドラムA2 B2 C3 スネアドラムD3 E3 〜等となっております。
(※ノートへの 割り当ては、音源によって異なります、以後は基本的な音源の設定で記します)
音階は、パート判別上での便宜的なものだと捉えてください。

ドラム譜を覚えるコツですが
まずバスドラとスネアの位置だけ覚えて、他の黒玉はタムと覚えるといいでしょう。
『×』や『菱形』は基本的にシンバル系です。

ちなみドラム譜はヘ音記号であらわします。画像編集の都合上、省略させていただきました(汗





・基本




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このパターンは誰しもが聴いたことがあると思います。
ドン が『バスドラム(B2)』 タッ が 『スネアドラム(D3)』といい、ドラムセットの主役パーツになります。




はい。主役だけでは劇になりません。そこで名脇役の『ハイハット』が登場です。





ハイハットは、大まかに分けて

・ペダルを踏みながら叩く『クローズドハイハット』
・ペダルを踏む動作『ペダルハイハット』
・ペダルを放し叩く『オープンハイハット』

の3つの演奏の仕方があります。
ここではクローズドハイハット(F♯3)を脇役らしく、ベロシティ(音の強さ)低め
に打ち込みましょう。その中で、しっかり強弱を付けることが大切です。

表(一小節を8分割した際の1 3 5 7の奇数)を強く
裏(一小節を8分割した際の2 4 6 8の奇数)を弱くが基本です。

音源や曲調によって設定する必要がありますが、ベロシティは

・バスドラムとスネアを100前後
・ハイハットを30〜90

くらいから試してみてください。



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これがよく言う8ビートというやつです。とたんにドラムパターンらしくなったと思います。




・名脇役2 ライドシンバル


次は、先程作ったハイハットパートをそのままライドシンバル(E♭4)に移行します。




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雰囲気がハイハットのときと変わりますね。
あと、これは敢えてやらない人も多いのですが、偶数拍に足でペダルを踏む『ペダルハイハット(A♭3)』を入れ
てやると、グルーヴ(ノリノリ)が増しますよ。

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Q.ハイハットとライドは、どうやって使い分けるの??

A.基本的に自由ですが、曲に展開感を出したいときに、ハイハット→ライドに移行する…等は定番ですね。
語弊があるかもしれませんが、8ビートの場合、ハイハットは細かくて、ライドは壮大な感じがします。


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・オープンハイハット

オープンハイハット(B♭3)では、音の長さを調整できます。打ち込む音符の長さで変えるのではなく、
どこにペダルハイハットを入れるかで変わります。


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Q.何故オープンハイハットはペダルハイハットが入ると音が止まるの??

A.自転車のベルを鳴らした後、手を触れると音が止まりますね。ここでのペダルハイハットはそんな手の役割のようなもんです。
 ハイハットを踏んで閉じるまでの間、開いて叩いた音が伸び続けるわけですね。

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ではオープンハイハットをパターンに組み込んでみましょう。





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・基本パターンは色々




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2拍目の頭からバスドラを抜くだけで、緊張感がぐっと増しますね。

このように、8ビートの基本パターンは沢山あります。
色々な曲のドラムに耳を傾けて体得しましょう。


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