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カオスに潜むコスモスのこと |
葦野里滞在3日目――竹井塔人の存在が明るみに出た翌日――はカオス展開です。
カオス展開では、これまでにじわじわと構築してきた本作の『不可解さ』を加速度的に上昇させる必要があり、描写に際しては非常に気を遣ったシークエンスです。
特に注意を払ったのは零次視点の描写。ここでは『カオスとコスモスをテキスト上に混在させる』必要がありました。ひとつの『ボタンのかけ違い』から、今まで姿を潜めていたカオスが顔を出すような形で、ワンダーランドと現実の混在を“宣言”させました。とは言え3日目全体の流れは、一言で「カオス展開」と位置付けられるものなので、「秩序立てたものはここにはない」とすればそれまでです。しかし実際には、秩序立てた展開も同じ刻の中を進行しています。正確に言えば、カオスがコスモスを『押し切った』瞬間が、零次視点には描写されています。
作中では理解に苦しむ他無かったかと思いますが、ここはプレイ後に内容を語り合うラウンジルームです。今一度俯瞰で該当箇所を見てみて、垣間見える『コスモス』の展開を覗いてみても、何か面白い発見があるかもしれません。
というわけで今回は、当該シーンの『コスモス』を窺える資料を用意しました。
分かりやすいように色分けしてあります。
カオス展開では、これまでにじわじわと構築してきた本作の『不可解さ』を加速度的に上昇させる必要があり、描写に際しては非常に気を遣ったシークエンスです。
特に注意を払ったのは零次視点の描写。ここでは『カオスとコスモスをテキスト上に混在させる』必要がありました。ひとつの『ボタンのかけ違い』から、今まで姿を潜めていたカオスが顔を出すような形で、ワンダーランドと現実の混在を“宣言”させました。とは言え3日目全体の流れは、一言で「カオス展開」と位置付けられるものなので、「秩序立てたものはここにはない」とすればそれまでです。しかし実際には、秩序立てた展開も同じ刻の中を進行しています。正確に言えば、カオスがコスモスを『押し切った』瞬間が、零次視点には描写されています。
作中では理解に苦しむ他無かったかと思いますが、ここはプレイ後に内容を語り合うラウンジルームです。今一度俯瞰で該当箇所を見てみて、垣間見える『コスモス』の展開を覗いてみても、何か面白い発見があるかもしれません。
というわけで今回は、当該シーンの『コスモス』を窺える資料を用意しました。
分かりやすいように色分けしてあります。
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